孫のいたずら

いつものようにお経をあげていると、そこに孫が来ました。

部屋の照明を消しました。

明かりは蝋燭と仏壇の提灯のみ。

このことである人を思い出しました。

塙保己一

昔ろうそくの明かりの中で塙保己一が講をされていました。

そこに風によりろうそくの火が消えてしまったのです。

聞いていた人は書物を見ることができません。

講を止めてくれとお願いしました。

もう一つ思い浮かべたのは西本願寺でろうそくの明かりだけで式に参加したことがありました。

勿論書物を読むことはできません。

多くの人は覚えておられました。しかし、私は。

このいたずらをほめることは致しません。

いつかわかってくれるでしょうか。