夏目漱石と俳句

昨日のなんでも鑑定団で、夏目漱石の俳句が取り上げられた。

 

菫の様な ちいさきものに 生まれたし

 

布に書かれていて表装されている。

この軸は家賃の滞納のために骨董が提供された物の一つ。

滞納額は45万円。

 

漱石が書かれたものであるかが問われる。

鑑定額は120万円。

 

明治30年に正岡子規に送りたる句稿の中にあるのは

 

菫程な 小さき人に 生まれたし

 

多分この句は子規が推敲されたものであろう。

 

しかし、漱石が何故この作品を残されたのであろうか。

本日より全集第12巻を読み始める。

俳句を中心に読み終えたい。