大楠とお屋敷

私は小学校一年生の二学期から高校二年生まで枚方市に住んでおりました。

小学校への通学の途中に大楠がありました。

その横にはお屋敷が。

そこには森繁久彌さんが住んでおられたと聞いております。

時々口ずさみます。

 

船頭小唄  野口雨情作

 

俺は河原の 枯れすすき
おなじお前も 枯れすすき
どうせ二人は この世では
花の咲かない 枯れすすき

死ぬも生きるも ねえお前
水の流れに 何かわろ
俺も お前も 利根川
船の船頭で 暮らそうよ

枯れた真菰に 照らしてる
潮来出島の お月さん
わたしゃこれから 利根川
船の船頭で 暮らすのよ

なぜに冷たい 吹く風が
枯れたすすきの 二人ゆえ
熱い涙の 出たときは
汲んでおくれよ お月さん

どうせ二人は この世では
花の咲かない 枯れすすき
水を枕に 利根川
船の船頭で 暮らそうよ