私は30歳を過ぎたときから囲碁を習いました。
はじめての時はハンデと言って黒石を多く並べます。
それでも勝てません。
プロ8段の方と対局させていただきましたが、石を取りに来られません。
小さく生きなさいと言ってわづかに残るのみです。
私のプロの思いは、このまま打ち進めていけば負けるとわかれば負けの意思表示をする。それがプロであると思っておりました。
将棋の藤井八段の場合は、その思いを覆されました。
相手のミスを誘う手を打つことで勝利に導く。
さすがというほかにありません。
定石を崩していくような手を。
相手は初めての経験でしょうから迷うわけですね。それがミスにつながる。
竜王戦も3連勝。このままいきそうです。
野球にも共通したところが。
フライであればアウトの確率は高い。
ゴロの場合はいろんなアクシデントが起きやすい。
投手もキャッチャーのサインに首を振る。打者は迷う。