毎日百人一首をブログに挙げている。
歌には変体仮名で書かれているものが多い。
ふと後輩を思い出した。
もうすでに旅立っている。
学部でも、クラブでも一緒であった。
私の結婚式においても丁寧な祝辞をいただいている。
彼は毎年の年賀状にもきれいな変体仮名を使ったものをよこしてくれている。
多くのものを今でも保存している。
なぜあのようにすらすらと書き留めることができたのであろうか。
何もかもにも熱心に取り組んでいた。
今年はクラブの90周年。
機会があれば彼の作品も併せて紹介してみたいものである。
立派な住職でもあったのに。全てを兼ね備えていた人の一人でもある。
百人一首が彼とつなげてくれたのかもしれない。
彼はわたくしのことをどのように思っていたのであろうか。
後輩には恵まれていた。
よき先輩であっただろうか。
恩師の書であるのだろうか次のような句が。
おほいなる 人がてがみの 仮名文字は
とどこほりなし 筆太にして