恩師を想う

私には数名の恩師がおられます。

その中でもこのお二人は私に多くの影響を与えてくださいました。

そのお一人は安井吾心先生。

枚方にいた時に近くのお寺で書道を教えておられました。

小学校4年生の時に習い始めました。妹、弟も一緒です。

高校2年生の時までそこで習っておりました。

大人以外では私が最年長。8年間。

上手に書けると板チョコがいただけました。

それがもらえるように子どもたちも頑張ります。

毎年競書会がありました。先生のお手本を見ながら何枚も何枚も書きました。

今でも掛け軸にしたものが残っております。

大学でも再び教えていただきました。書道部にも所属いたしましたが運動部もやっておりましたので上達はしておりません。

先生の家にも寄せていただき、そこでろうけつ染めの経験をいたしました。

もうお一人は中学校、高等学校の校長先生。

在学中はあまり近く接する機会はなかったのですが、同窓会の活動を通して勝手に尊敬する人になりました。

真面目に、強く、上品に。

最寄駅からは駆け足での登校。電車やバスでは座らないこと。冬でも手袋はしない。

水は飲まない。

高校2年の夏に突然退職されました。高齢でしたからそれも仕方ありません。

決しておもねられない人でした。笑顔が優しい人でした。

毎日ネットのお墓に訪問しております。

2年後には50回忌を迎えられます。その翌年には安井吾心先生も。

感謝の思いで迎えたく思っております。