私は昭和24年12月の叔父の葬儀が初めての経験です。
祖父が最後の別れの時にさみしくタバコを吸っておりました。
この時期はまだ土葬です。近所の方が数名その役に付きます。
祖父がその穴に落ちそうになりました。土を入れているときに。
そのあとは祖父、祖母、祖母、叔父、義父、祖父と経験しております。
祖母の時は2月初旬、雪の降る時期です。女性は足袋はだしです。
祖父は守らなくてよいといいましたが叔母が先頭でしきたり通りで。
靴を履いていても冷たかったのに。
祖母の葬儀が終わると村の人の接待をします。歌声も聞こえます。
やるせない気がいたしました。
高槻でも隣近所での葬儀には隣組の人がかかわります。
これも数名の方を送らさせていただきました。
最近はさみしい限りです。亡くなられてもお知らせがありません。
これも仕方のないことかもしれませんが。
本日の百人一首
35.人は いさ 心も しらず ふるさとは
むかしの 香に にほひける 紀 貫之